あの星のなかのひとつ

つかぬ間に貴方とアナタ

最高のステージへ

 

あのクリスマスから

1週間と少しが過ぎた。

 

年が明けて、2017年。

1月3日、私は横浜にいた。

ジャニーズWEST LIVE TOUR なうぇすと を観るために。

 

初のドームコンサートを終えてから

最初のツアーでコンサートの初日。

 

あの日がなんだかまだふわふわと浮いていて

記憶はあるのに少し前の話のようで

その頃、まだ1ヶ月経っていないなんて

嘘みたいだった。

けど、あの日を思い出すと涙が溢れそうだった。

 

朝の横浜。

周りは知らないひとしかいなくて、

けどそんな中でひとりで心を弾ませて

朝からグッズ販売に並んでいた。

 流星くんの髪の毛何色だろう?

あの曲やるかな?Jrは誰がつくかな?

ひとりでもあっという間に感じるほど

ぐるぐるとそのことばかり考えを巡らせて

 気づけば公演時間が迫っていた。

 

あの日みたいな真っ白の幕ではない。

キラキラした宇宙みたいなOPから

スクリーンがゆっくりと開いて、

大好きな7人が見える。

 

かっこよかった。。

 

あれだけ良いコンサートを京セラドームで

したというのに期待を裏切らない。

 

コズミックな新しい衣装を纏って

真ん中に立ったらUnlimitedが流れた。

 

新しい彼らの第一歩を見た気がした。

 

コンサートはどこもかしこも良くて

淳太くんの挨拶まで駆け抜けていった。

あっという間だ。

 

彼らはなにも変わらず

今までの彼ららしく素敵だけど、

それでもあのクリスマスで

何かリセットされた気がする。

なぜそう思うかと言えば、

これは私に限ったことだけど、

 あの日以来大好きだった2013年の映像を

観ることが減った。極端に。

それよりもっと今を見たくなった。

今までよりももっと。もっともっと。

輝いてどんどん前に進んでいく彼らを。

 

「挑戦と裏切り」

今回のテーマ。

変わらないとは言ったけど、

何かどこか違う、新しいと感じたあの感覚が

もしかしたら裏切りの答えかもしれないし、

新しい1歩だ、見ないと。と思ったことが

挑戦に対する自分なりの向き合い方だったかもしれない。

そんなことを考える余裕もないほど

目の前に焦っていた私だけど。

いつもの歩幅だと思ったら、

歩幅は一緒でも速度が違った。

時間もステージも駆け抜けていた。

 

1月3日公演を見終えて、

もっといまを見ないと。となぜか少し焦った。

置いてかれちゃうとかそういうことじゃないけど

なうぇすとというタイトルにもあるように

今 にものすごく執着した。

どうせ後から映像で見ることなんてできるでしょ と

思われても、言われても、

それでも 今 で視界がいっぱいな私には

何も聞こえなかった。

 

数の問題ではないけど

いままでツアーで入った公演数は最高5公演で

その時点で私の手元にあったチケットは

ありがたいご縁などにより7枚。

それでもまだ焦る心。

 

私は昔から高いところが怖くて

飛行機に乗れなかった。

だから遠くにすぐ行けるわけではなかった。

そんなとき、福岡公演に行けることになったけど

仕事の都合も考えて飛ぶしかなかった。

それまで何があってもそんなことしなかったのに

自ら飛行機を手配して、

私は1月下旬、福岡に降り立った。

進む方向も違えば規模も違うけど

それが私なりの新しい1歩だった。

そうして迎える何度目かのこのステージ。

どれだけ見ても飽きることなんてない。

どれだけ見ても好きが募る。幸せだ。

 

 その後、しばらくして

ジャニーズWESTとして初めて立つ

静岡にも行ったりして。

 

4月。

私は初めて北へ飛び立ち、北海道にいた。

その後は広島の最後まで

観ることができて本当によかった。

 

 このツアーの間、

関西Jrも好きな私には

他にどれだけでも選択肢はあった。

春の松竹座を探したり、

関東のJr祭りに行ったり。

けど、それでもそこを選ばず

ここに執着したことは間違いじゃなかった。

楽しそうだな。と思っても

行きたい とは思わなかった。

意地じゃなくて本当に。

どれだけ周りの声を聞いても

いつもなら靡くのに靡かなかった。

今 が楽しいから。なうぇすとが楽しかったから。

ジャニーズWESTも関西ジャニーズJrも。

 

いま のために時間もお金も

いつもより少しだけ頑張った。

それでも倍以上の時間とパワーをくれた。

 

いつだか重岡くんがラジオで

今頑張ってます。

けど同年代(重岡くん)が

これだけ輝いていて悔しいです。

ってメールが来たとき

「負けませんよ。」と答えた。

あれだ。

私はいま輝く彼らを見て

負けないようにパワーをもらうんだ。

一緒に生きてるつもりはない。

だけど、どこかで 効果 があったらいいな。と。

 

本当に楽しかった。

 

コンサートじゃない時も

友だちが出来たり、たくさんお話したり、

いつもとは違うところで友だちに会えたり、

はたまた友だちのご家族にお世話になったり、

思い出がたくさんだ。

 

はぁ、流星くんはかっこいいしかわいいし、

やっぱり流星くんだ。好き。

何が言いたかったのか

自分でもよく分からないけど、

初めてがたくさんで気持ちがいっぱいで

少しだけ溢したくなった。

 

なうぇすとも終わった。

まだまだここでは立ち止まれない。

クリスマスが映像として残るし、新曲も出る。

どんどん進む。

 

 

さて、今は5月。

太陽が彼らみたいにキラキラ眩しくて愛しい夏が、

7人の運命を手にした彼らに、

4回目の夏がやってくる。